栃木県日光市、湯西川温泉の入口に位置する「道の駅湯西川」。天然の日帰り温泉・足湯のほか、地元食材を生かしたお食事、お土産ショッピング、水陸両用バスによるダム湖クルージングなどが楽しめます。湯西川観光の拠点としてご利用ください。

河童の里 湯西川

湯西川は河童の里。
道の駅湯西川では、たくさんの河童が皆さんをお出迎えいたします。

当駅のマスコットキャラクター、河童の「クリッパ」。
気まぐれな性格なので、いつ皆さんの前に現れるかは分かりませんが、水陸両用バスツアーをお見送りしてくれる事が多いようです。

当駅の記念スタンプにもクリッパが登場!(2012年7月から行方不明です)

葛老山散策コースでは、河童七福神がお出迎え。400メートルごとに設置され、山頂まで案内してくれます。

その他にも、多くの河童の絵や置物などが展示されています。

なぜ、こんなにもたくさんの河童がいるのでしょうか?
そのわけは、五十里湖畔に数々の河童伝説があり、現在も語り継がれているからです。

湯西川の河童伝説 「 三七とおまきの悲恋物語 」

昔々、男鹿川沿いに五十里村という村があり、おまき という大変器量のよい娘が住んでいました。

男鹿川のほとりには 三七 といういたずら者の河童が、大きな沼を作って暮らしていましたが、ある日おまきを一目見て以来すっかり心をうばわれ、毎日ため息をついてばかりでした。

ある晩、キツネのゴン太と酒盛りをしていた三七は、胸の内を思い切って打ち明け、「何とかしてくれ」と頼み込みました。
ゴン太は三七の頼みを二つ返事で引き受けました。

自分の家に戻ったゴン太は、楢の葉をたくさんの小判に変え、ある月夜の晩におまきに会いに行きました。
言葉巧みにおまきをだまして三七のお嫁さんになる話を決めたゴン太でしたが、あまりにきれいなおまきを見ているうちに三七のところへ連れて行くのが惜しくなり、そのまま自分の家へ連れ去ってしまいました。

一方の三七は、おまきがやってこない事を不思議に思い、ゴン太の家へ向かいました。
すると、おまきはゴン太と仲良く寄り添っているではありませんか。
悲しんだ三七は、住みかの沼に飛び込んでどこへともなく泳ぎ去ってしまいました。
すると、三七の気持ちが通じたのか、おまきは我に返り三七の後を追うように沼へ飛び込んで行きました。それからおまきの姿は永遠に見ることができなくなってしまいました。

三七は今まで自分がしてきたことを改心し、お地蔵様に変わってそれから道行く旅人達の安全をいつも祈ったそうです。
そのお地蔵様を慕うように、夜になるとコウモリが周りを飛び交うようになりました。まるで、おまきがコウモリになって三七に会いにやってくるように見えました。

いつの頃からか、三七の住んでいた沼は、人々におまき淵と呼ばれるようになりました。
今ではおまき淵は五十里ダムに沈んでしまいましたが、ダムの水位が下がると淵のそばの大きなカッパ岩を見ることが出来ます。

道の駅 湯西川

〒321-2603 日光市西川478-1
(野岩鉄道湯西川温泉駅となり)
TEL 0288-78-1222 FAX 0288-78-1221
※駐車場・トイレ・公衆電話は終日ご利用いただけます。
※公衆電話はバス停前の待合室内にございます。

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